「誤りを正されたら、
考えを改めることだ。
ただし、評判や心地良さのためにではなく、
正しいと納得したときに限る。」
マルクス・アウレリウス
『自省録』第4巻・第12節より
マルクス・アウレリウスは『自省録』第4巻12節で、常に「二つの心構え」を備えておくようにと言っています。
一つは、人々の益になると理性的に思えること。
もう一つが、この画像の言葉です。
誰かが誤りを正してくれるなら、考えを改める。
ただし、彼は、そこに条件をつけています。
考えを変えるのは、それが正しい、あるいは皆の益になると納得したときだけ。
心地よいから、評判が良くなるからという理由で変えてはならない、と。
頑固に自説を曲げないのも、周りの空気に合わせてすぐ意見を変えるのも、どちらも自分の理性で判断していない点では同じです。
異なる意見にオープンでありながら、流されない。ローマ皇帝という、誰も異を唱えにくい立場にいた人物が、自分にこう言いせていたことに重みを感じます。
最近、誰かの指摘で考えを改めたことはありますか。
そのとき、何があなたを納得させましたか。
※G.ロングの英訳(1862年)をもとにした拙訳です。



